三井調剤薬局は、薬学生の実務実習を受け入れています。
現在、薬科大学は薬剤師の国家資格を取得するために6年制の学部を卒業する必要があります。
学生は5年生時に薬局・病院にそれぞれ11週間の実務実習を行うこととなっております。
九州山口地区の薬科大学では学生は積極的に地元の受入施設での実務実習を行い、九州山口地区以外の学生も「ふるさと実習」としてその期間は実家に戻り、実務実習を行う場合があります。
三井調剤薬局では、実務実習を通し、学生のみなさんに
「自分がどのような薬剤師になりたいか」
「将来、薬剤師として何が出来るのか」
「地域で活躍する薬剤師とは何か」
を感じてもらいたいと思っております。
カリキュラム
H31年度より「新モデルコア・カリキュラム」が開始となりました。
今までの「プロセス基盤型教育」の実習から、「学習成果基盤型教育」に代わり、OBE(Outcome-Baed-Education)の理念に基づき実践を主体とした実習を行なっております。より実務に則した実習を行うことで、臨床能力を身につけた、質の高い薬剤師の育成を目的としております。
三井調剤薬局には複数の実務実習認定指導薬剤師が在籍しておりますので、その認定実務実習指導薬剤師を中心にグループの薬剤師全員で、学生に薬剤師になるための国家試験対策はもちろん、薬剤師になってからの地盤作りと、そのために1例でも多くの臨床体験を提供できればと思っております。
実習生受け入れ
年2回、2ヶ月半ほど実習生を受け入れています。
2024年
- 5月19日〜8月3日 2名
- 8月19日〜11月2日 1名
2023年
- 2月20日〜5月7日 1名
- 5月22日〜8月6日 1名
2022年
- 5月23日〜8月7日 1名
2020年
- 2月25日〜5月9日 2名
- 8月24日〜11月7日 2名
2019年
- 2月25日〜5月11日 1名
- 5月27日〜8月9日 1名
実習生の声
三井調剤薬局で実務実習を終了し薬剤師になった方から、実習の感想をいただきましたのでご紹介いたします。
私が実習をさせて頂いた三井調剤薬局ではおよそ2ヶ月半大変お世話になりました。実習期間中は薬剤師の先生をはじめ、スタッフの方々にも多くのことを学ばせて頂きました。特に患者さん一人一人に親身に対応して、どのような調剤・服薬指導を行えば患者さんに安心してかつ正確に薬を服用してもらえるかを考える姿勢というものを学ぶ事ができました。
N君
また薬局内に限らず、地域医療や災害時に活躍する薬剤師の姿など私が目指したい薬剤師の姿というものを目の当たりにして、私の将来の薬剤師像が明確になった大変充実した実習でした。今回得た知識や経験を将来活かして立派な一人前の薬剤師になれるよう頑張っていきたいと思います。
今回は実習を受け入れて下さりありがとうございました。最初は実習に臨むにあたって不安の方が大きかったですが、薬剤師の先生や三井調剤薬局のスタッフの皆さんが優しく受け入れて下さり、熱心にご指導してくださったおかげで安心して臨むことができました。先生方のフォローのおかげで、自分も失敗を恐れず果敢に挑戦することができました。
また、先生が実際に患者さんを相手にしている姿を見て、自分のなりたい薬剤師像がより明確に浮かびました。薬の知識だけでなく患者さんへの適切な対応や薬局以外での薬剤師の業務など数多くのことを学ばせて頂きました。教えて頂いたことを自分の知識として蓄え、今後に活かしていけるようこれから精進していきたいです。今回は本当にありがとうございました。O君
私が実習をさせていただいた際は三井調剤薬局グループには大変お世話になりました。
医療の現場を知らない一学生を優しく迎えてくださるだけでなく、親身に多くの質問に答えて頂き大変充実した実習を送らせていただきました。
特に印象に残っていることは患者さん1人1人に対する熱意です。通常の業務だけでなく勉強会等へ参加して知識を集め、どれだけ患者さんに還元できるかを考えていた点は特にこれから薬剤師としてやっていく上でとても重要だと感じました。
薬剤師は薬だけをみるのでなく、人をみているのだと再認識させられました。
これからの薬剤師人生に生かしていきたいです。Sさん
三井調剤薬局での実習では、薬剤師としての基本的な調剤はもちろんのこと、多くの医薬品や科診療科目を取り扱っており、さまざまな疾患の患者さんが来局されるので、実践投薬も、より質の高いものをたくさん経験させていただきました。
また、薬局に勤務されている薬剤師の先生方の人数も多いため、様々な先生の指導を受けさせていただけるほか、薬局だけでの薬剤師業務だけでなく多職種連携や学校薬剤師などの地域医療に関する薬剤師業務についても学ばせていただき、大変充実した実習を受けさせていただきました。Aさん